思い出すという不思議

よく考えてみると「思い出す」という現象はとても不思議だ。覚えているというのではない、かといって完全に忘れてしまったわけでもない。記憶が脳に格納されている情報なのか身体知として肉体のどこかに保存されているものなのか、僕は脳科学者でも神経学者でもないからその辺の事情にはさっぱり疎いのであるが、とにかく「それ」は僕の中のどこかにいるのだ。それだけは間違いない。だって、思い出すのだから。トリガーに導かれて。今日、たったいまあることを思い出した。実家のトイレを破壊して母親にこっぴどくし叱られた我ながら苦笑モノの思い出。トリガーはスーパーで「トイレ掃除マジックリン」を手に取った瞬間。そういえばトイレを壊して溢れた水を半泣きで延々この洗剤を使って拭き取っていたっけ。記憶は僕の一部、ただ記憶は選ぶことも定期確認することもできない。思い出すことしかできない。

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